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行政書士試験の勉強を進めていくと、多くの受験生が「基礎知識(一般知識等)」の扱いに悩みます。配点は56点と全体の約19%に過ぎませんが、この科目には「足切り」という絶対的な壁が存在します。
どれほど民法や行政法で高得点を取っても、基礎知識で基準点(14問中6問正解、24点以上)を下回れば、その瞬間に不合格が確定します。法令科目で180点を取っていても、基礎知識が23点なら容赦なく不合格──これが行政書士試験の厳しい現実です。
しかし逆に言えば、基礎知識は「足切りさえ回避できれば十分」とも言えます。ここに時間をかけすぎて法令科目の学習が疎かになるのは、本末転倒です。
このカテゴリーでは、広大な範囲を持つ基礎知識に対して、最小限の投資で確実に足切りを回避し、合格に必要な得点を確保する戦略的な対策をお伝えします。
基礎知識は「政治・経済・社会」「情報通信・個人情報保護」「文章理解」「業務関連法令」の4分野で構成されています。この4分野すべてに均等に時間を配分するのは、最も非効率な学習法です。
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特に【政治・経済・社会】は最も危険な罠です。出題範囲は無限に広く、時事問題も含まれるため、どれだけ勉強しても「やりきった」という感覚が得られません。
ここに時間をかけすぎた結果、配点の高い民法や行政法の学習時間が削られ、法令科目で得点できずに不合格──というパターンは、毎年多くの受験生が陥る失敗例です。
【重要】学習時間の配分における鉄則
基礎知識にかける時間は、全体の学習時間の10〜15%程度に留めるべきです。法令科目(特に民法・行政法)の学習に悪影響が出るほど時間をかけるのは、合格から遠ざかる行為だと認識してください。
基礎知識対策の成否は、学習効果が高い分野を見極め、そこに時間を集中させることで決まります。以下の3分野は、学習すれば確実に得点に結びつくため、最優先で対策すべきです。
この3分野で合計8問中6問正解(7〜8問)を目指せば、足切りラインを確実にクリアできます。残りの政治・経済・社会(8問)は、過去問の頻出論点に絞り込み、最小限の投資で1〜2問拾うという割り切った戦略が有効です。
基礎知識の4つのテーマについて、各分野の具体的な対策方法を詳しく解説した記事をご用意しています。あなたの現在の状況や弱点に合わせて、必要な記事をご活用ください。
文章理解は基礎知識の中で唯一、法律知識が不要な分野です。解き方のテクニックを身につければ、3問中3問正解も十分に狙えるため、最優先で対策すべき分野と言えます。
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この記事では以下の疑問に答えます
個人情報保護法や行政書士法などの法令知識は、暗記と過去問演習で確実に得点できる分野です。政治・経済・社会のような不確実性がないため、学習時間が無駄になりません。
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この記事では以下を解説します
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この記事では以下を解説します
政治・経済・社会は8問と最も問題数が多い一方で、範囲が広大すぎて「どこまでやればいいのか」が最も分かりにくい分野です。ここで時間を浪費すると、合格が遠のきます。
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この記事では以下の疑問に答えます
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基礎知識対策で最も重要なのは、「法令科目を優先し、基礎知識は効率よく短時間で対策する」という時間配分の戦略です。
多くの受験生が陥る失敗パターンは、基礎知識に不安を感じるあまり、ここに過剰な時間を投下してしまうことです。しかし、合格のカギを握るのは法令科目(244点)であり、基礎知識(56点)ではありません。
【合格者の共通点】基礎知識対策のタイミング
合格者の多くは、法令科目が安定してから基礎知識の対策を本格化させています。具体的には、模試で法令科目が150点前後取れるようになった段階で、文章理解や情報通信・個人情報保護法といった「確実な得点源」に集中投資し、足切りリスクを完全に排除する戦略を取っています。
この時間配分であれば、週5〜8時間程度で基礎知識対策が完結します。残りの時間はすべて法令科目に投資し、合格に必要な184点以上の実力を磨くことに集中してください。
基礎知識は「足切りを回避する科目」であり、「高得点を狙う科目」ではありません。この割り切りが、最短合格への第一歩です。