民法が難しい理由は?行政書士試験で挫折しない学習順序とコツ



「民法が難しすぎる…」その悩み、実は正しい反応です


行政書士試験の勉強を始めたばかりのあなた。民法のテキストを開いて、こんな気持ちになっていませんか?


  • 条文が抽象的すぎて、何を言っているのかさっぱりわからない
  • 専門用語ばかりで、日本語なのに理解できない
  • 範囲が広すぎて、どこから手をつけていいか途方に暮れる
  • 「このまま勉強を続けて、本当に合格できるのだろうか…」という不安


安心してください。これらの悩みは、法律初学者なら誰もが通る道です。むしろ、「難しい」と感じているということは、民法という科目の本質を正しく捉えている証拠なのです。


【重要】なぜ民法対策が合否を分けるのか


民法は行政書士試験において、単なる1科目ではありません。合格を左右する最重要科目であり、以下の理由から避けて通ることはできません。


  • 配点の高さ:択一式だけでなく、記述式問題でも出題され、得点源にしなければ合格ラインに到達できない
  • 行政法理解の土台:「権利」「義務」といった法律の基本概念は、すべて民法で学びます。この土台なしに行政法を理解することは不可能です


この記事では、民法が難しいとされる根本的な理由を明らかにし、法律初学者が挫折せずに着実に実力をつけるための学習ステップを具体的に解説します。


初学者が民法でつまずく「3つの根本原因」


民法は日常生活に最も身近な法律と言われます。売買、賃貸借、相続…すべて私たちの生活に直結しています。それなのに、なぜこれほど難しく感じるのでしょうか?


原因@:「法律の常識」がゼロからのスタート


行政書士試験「民法」はなぜ難しい?@



法学部出身者と異なり、私たち一般の受験生は法律特有の思考方法や言葉遣いをまったく知らない状態から始めます。


たとえば、民法における「善意(ぜんい)」という言葉。日常会話では「親切な気持ち」を意味しますが、法律用語としては「ある事実を知らないこと」を意味します。逆に「悪意」は「事実を知っていること」です。


このような法律独特の言葉の定義や概念を、ゼロから積み上げていく必要があります。これが初学者にとって最初の、そして最大のハードルとなるのです。


原因A:抽象的な条文表現と専門用語の壁


行政書士試験「民法」はなぜ難しい?A


民法の条文は、社会で起こりうるあらゆる事象に対応できるよう、意図的に抽象的に書かれています。


たとえば、民法709条の「不法行為」。条文を読んだだけでは、どのような場合に適用されるのか、具体的なイメージがまったく湧きません。交通事故なのか、名誉毀損なのか、医療過誤なのか…条文だけでは判断できないのです。


この抽象性を理解するには、具体的な判例(実際の裁判事例)を通じて、「この条文が、どのような場面で、なぜ、どのように適用されるのか」を学ぶ必要があります。しかし初学者にとって、この作業は非常に困難です。


原因B:試験範囲の広大さと学習の優先順位がつけられない


行政書士試験「民法」はなぜ難しい?B



民法の試験範囲は想像以上に広大です。


  • 民法総則(法律行為、時効、代理など)
  • 物権(所有権、抵当権、占有権など)
  • 債権(契約、不法行為、事務管理など)
  • 親族・相続(婚姻、養子、遺言など)


さらに、各論点には膨大な数の判例が関連しており、「どこまで深く学ぶべきか」「どの論点は捨ててもいいのか」という判断が、初学者には極めて困難です。


この「メリハリのつけ方」がわからないことが、独学での大きな壁となり、多くの受験生が途中で挫折する原因となっています。


挫折しないための民法学習「3つのコツと正しい順番」


ここからは、法律初学者が民法を着実に攻略するための具体的な学習方法を解説します。



行政書士試験「民法」はなぜ難しい?


コツ@:まず「全体像」を掴むことに集中する


最も重要なのは、細かい条文暗記からスタートしないことです。


民法学習で挫折する人の多くは、最初から細部にこだわりすぎて、森の中で迷子になってしまいます。まずは民法全体の構造を俯瞰し、「今自分が学んでいる部分が、全体の中でどこに位置しているのか」を常に意識してください。


巨大な地図を広げるように、総則→物権→債権→親族・相続という四つの大きな柱がどう繋がっているのかを理解することが、学習で迷子にならないための唯一の方法です。


【プロの指導が最も効果を発揮する場面】


この「全体像の把握」こそ、独学で最も困難な部分であり、伊藤塾のような予備校の講義が最大の効果を発揮する場面です。プロの講師による体系的な解説で全体像を掴むことが、その後の学習効率を飛躍的に高めます。


コツA:必ず守るべき学習の順番


民法には、効率的に理解を深めるための「正しい学習順序」があります。この順番を守ることで、理解度が段違いに変わります。


【第1段階】民法総則と物権(学習初期)


役割:法律の基本概念と、権利の客体(モノ)に関するルールの基礎を学びます。


学習のポイント:ここを疎かにすると、後の債権法がまったく理解できなくなります。焦らず、じっくり時間をかけて、法律用語と基本概念を理解することに専念してください。「わかったつもり」で細かい知識を詰め込もうとしないことが重要です。


【第2段階】債権(学習中盤)


役割:債権総論、債権各論とボリュームがありますが、総則で学んだ概念の応用編です。


学習のポイント:行政書士試験では出題頻度が非常に高い分野です。多くの時間を割いて、繰り返し問題演習を行う必要があります。ここで得点できるかどうかが、合否を大きく左右します。


【第3段階】親族・相続(学習後半)


役割:物権・債権とは知識の関連性が比較的低く、独立した分野です。


学習のポイント:感情論ではなく、法律上のルールとして割り切って理解しましょう。最後にまとめて集中的に学習することで、効率的に得点源にできます。


コツB:「インプット1:アウトプット3」の黄金比率


行政書士試験「民法」はなぜ難しい?



民法学習で最も陥りやすい罠が、「テキストを読んで理解した気になる」ことです。


インプット(講義視聴・テキスト読解)だけで終わっては、試験で得点できません。民法は「インプット1:アウトプット3」の割合で学習を進める意識が極めて重要です。


過去問演習の真の目的は、単なる知識の暗記確認ではありません。「この条文が、実際の試験ではどのように問われるのか」という理解度の確認です。


間違えた問題があれば、その周辺知識をテキストに戻って確認する。このサイクルを繰り返すことで、初めて知識が定着し、試験で使える実力となります。


独学の限界を超える「伊藤塾講座」の戦略的活用法


民法という巨大な壁を前にしたとき、質の高い予備校を活用することは、費用対効果の高い合理的な選択となります。


行政書士試験「民法」はなぜ難しい?


伊藤塾


伊藤塾が民法対策で選ばれる3つの理由


理由@:初学者の「わからない」を前提とした解説


独学で最も躓きやすい抽象的な論点や複雑な判例も、プロの講師が具体的な事例や図解を用いて丁寧に解説します。「わかったつもり」ではなく、「本当に理解できる」状態に導いてくれます。


理由A:合格に直結する論点への徹底的な絞り込み


広大な民法の中から、過去の出題傾向に基づいて合格に必要な重要論点だけを抽出してくれます。これにより、無駄な学習を徹底的に避け、限られた時間で最大の効果を生み出せます。


理由B:記述式を見据えた実践的な学習


行政書士試験の記述式問題は、民法から出題されます。択一式対策と並行して、記述式で問われやすい条文や判例の考え方を早期から意識して学習できるため、バランスの取れた実力が身につきます。


※記述式対策の詳細については、別記事「民法記述式で40点を確実に取る学習法」で詳しく解説します。


まとめ:正しい順序で学べば、民法は必ず理解できる


民法は確かに難しい科目です。しかし同時に、行政書士試験合格の鍵を握る最重要科目でもあります。


重要なのは、正しい学習手順(全体像の把握→総則→物権→債権→親族・相続)を守り、アウトプット中心の学習を徹底することです。この原則を守れば、法律初学者でも必ず理解できます。


独学で何年も遠回りをするよりも、伊藤塾のような質の高い講座で最短距離を目指すことが、結果的にあなたの貴重な時間と費用を節約することに繋がります。


民法の壁を乗り越えた先に、行政書士としての未来が待っています。正しい方法で、着実に一歩ずつ進んでいきましょう。


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