【民法】記述式対策で狙われる重要条文|行政書士試験の解き方と思考プロセス



記述式で合格ラインを越えろ!民法の重要論点と実践的解法


行政書士試験の記述式問題、あなたはどのくらい得点できる自信がありますか?


記述式1問で20点。民法からの出題2問で合計40点という高配点は、択一式の約10問分に相当します。この記述式でどれだけ得点できるかが、合格ライン180点突破の最大の分かれ目になることは間違いありません。


多くの受験生が「知識はあるのに点数が取れない」という壁に直面します。その原因は、「知識を40字前後で正確な法律用語に変換する技術」が不足しているからです。


この記事では、民法記述式で絶対に押さえるべき重要論点と、あなたの知識を確実に得点に変える具体的な解法テクニックを、実戦的にお伝えします。


行政書士試験【民法・記述式対策】


なぜ民法の記述式が合否を分けるのか


記述式の配点が持つ圧倒的な影響力


  • 記述式2問で40点=択一式約10問分
  • 法令科目全体に占める割合が非常に高い
  • 記述式で安定して得点できなければ合格ラインの突破は極めて困難


民法の記述式問題は、主に条文の要件や効果、判例の規範を問う形式で出題されます。択一式のように選択肢から選ぶのではなく、自分の言葉で法律的に正確な表現を構築しなければなりません。


この「知識のアウトプット技術」が、初学者にとって最大の壁となっているのです。


行政書士試験【民法・記述式対策】


絶対に押さえるべき民法記述式の重要論点3選


過去問の出題傾向を分析すると、民法の記述式では特定の論点が繰り返し狙われています。ここでは、特に重点的に対策すべき3つの論点をご紹介します。


1. 債権法:債務不履行と契約の解除【最頻出】


民法改正により、債権分野の記述式対策の重要性はさらに高まっています。


頻出ポイント

債務不履行が発生した際の契約解除の要件に関する知識が問われます。特に重要なのは、解除の意思表示に必要な要件の理解です。


  • 原則:催告が必要な場合の要件(相当の期間を定めた催告など)
  • 例外:催告が不要となる場合(履行不能、明確な履行拒絶など)


対策の核心

この論点では、原則と例外の要件を正確に区別し、40字程度で適切に表現できる訓練が不可欠です。「催告が必要かどうか」の判断基準を、法律用語を用いて簡潔に説明できるようにしましょう。


行政書士試験【民法・記述式対策】


2. 民法総則:意思表示の瑕疵と対抗要件


契約の有効性や第三者の権利に関する知識が試される論点です。


頻出ポイント

錯誤や詐欺による意思表示の取消しの要件、そして善意の第三者保護のルールが問われます。


記述式で問われるのは結論だけではない


「取り消せる」という結論を書くだけでは不十分です。「誰に対して」「どのような要件で」取り消しを主張できるのか、という要件の正確な記述が求められます。


対策の核心

「詐欺による取消しは善意の第三者に対抗できない」といった結論と要件をセットで記憶することが重要です。単なる暗記ではなく、法律関係の全体像を理解した上で、記述できるようにしましょう。


行政書士試験【民法・記述式対策】


3. 物権法:物権変動と登記の意義


不動産の所有権移転において、第三者に対して自分の権利を主張できるかという、登記の役割に関する論点です。


頻出ポイント

民法第177条に基づく登記の対抗要件としての意義、特に判例の規範が問われます。


  • 「登記がないと対抗できない第三者」の範囲
  • 不法占拠者や背信的悪意者は含まれないという判例法理


対策の核心

条文の文言だけでなく、判例が確立した「対抗できない第三者」の具体的要件を、記述形式で表現できるよう準備しましょう。


行政書士試験【民法・記述式対策】


知識を得点に変える!記述式解法の4ステップ


正確な知識を持っていても、それを答案に落とし込む技術がなければ得点できません。ここでは、確実に得点するための具体的な手順をお伝えします。


行政書士試験【民法・記述式対策】


ステップ1:問われている内容を正確に特定する


問題文を読んだら、まず以下の3点を明確にします。


  • 論点:何を答えるべきか(契約を解除できるか、損害賠償を請求できるか等)
  • 要件:それに必要な法律上の要件は何か(債務不履行、帰責事由等)
  • 主体:誰の立場から誰に対する主張か(買主から売主へ等)


この特定作業を正確に行わないと、的外れな答案になってしまいます。


ステップ2:必要なキーワードと条文の骨子を抽出する


特定した論点に基づいて、解答に必要な法律用語条文の骨子を書き出します。


【例】論点が「契約解除」の場合


  • キーワード:債務不履行、帰責事由、催告、解除の意思表示
  • 骨子:債務者に帰責事由のある履行遅滞があり、債権者が相当期間を定めて催告し、解除の意思表示をすれば契約は解除できる


この段階では、字数を気にせず、必要な要素をすべて書き出すことが大切です。


ステップ3:40字前後に整形し、無駄を削る


抽出した骨子を、40字前後の解答欄に収まるように整形します。ここでのポイントは、日常語を法律用語に置き換え、冗長な表現を削ることです。


NG答案(冗長な表現)

契約の相手方が約束を守らないとき、ちゃんと催促して、それでもダメだったら解除ができます。(39字)


OK答案(法律用語への整形)

履行遅滞が債務不履行にあたり、債権者は相当期間の催告を経て契約を解除できる。(40字)


法律用語を正確に使用することで、簡潔かつ専門的な答案を作成できます。


ステップ4:減点されないための最終チェック


答案を書き終えたら、必ず以下の3点を確認しましょう。


  • 法律用語の正確性:「約束を破った」→「債務不履行」、「詐欺にあう」→「詐欺による意思表示の瑕疵」など、正確な用語を使用しているか
  • 問いへの直接回答:問題文で問われた内容(要件・効果)に過不足なく答えているか
  • 字数制限:40字前後に収まっているか(足りない場合は、ステップ2で抽出したキーワードを追加)


この最終チェックを怠ると、せっかくの知識が減点の対象になってしまいます。


予備校を活用した効果的な記述式対策


記述式で確実に得点するには、自力で採点基準を満たす答案を作成する力を養う必要があります。
しかし、独学でこの力を伸ばそうとしても、的外れな方向に進む危険が大。やはり、ここは受験のプロ集団が提供する予備校講座を利用するのが安全です。


行政書士試験【民法・記述式対策】


記述式を意識したインプット学習


予備校の中でも特に質が高いと言われている伊藤塾の講義では、択一知識を学ぶ段階から「この条文は記述でこのように問われる」という出題形式を意識したインプットを行います。これにより、知識を最初から「記述のキーワード」として定着させることができます。


質の高い模範解答と詳細な解説の活用


記述式の問題集や模試では、プロが作成した緻密な模範解答と、採点者がどこを減点するかを解説した詳細な解説講義を利用できます。


これにより、自分の答案の何が不足しているのかを客観的に分析し、論理的な答案作成の型を確立することが可能になります。


頻出論点の網羅的な訓練


記述式の過去問は量が限られているため、伊藤塾が提供する「記述式予想問題」を活用することで、重要論点(特に債権法・民法総則)に特化した網羅的な訓練を積むことができます。


予想問題を通じて、本試験で初見の問題に遭遇しても、学んだ解法パターンを応用できる実力を養いましょう。


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まとめ:記述式40点を確実に得点するために


民法の記述式で確実に得点するためには、以下の3つが不可欠です。


  • 重要論点の徹底理解:債務不履行と契約解除、意思表示の瑕疵、物権変動と登記の3つの論点を最優先で対策
  • 解法テクニックの習得:4ステップの手順を実践し、知識を40字の答案に変換する技術を磨く
  • 質の高い教材での訓練:伊藤塾の記述式特化型教材で、採点基準を満たす答案作成力を養う


記述式は、正しい対策を行えば確実に得点源にできる分野です。この記事で紹介した重要論点と解法テクニックを実践し、合格に必要な40点をしっかりと獲得しましょう。