行政書士試験の持ち物リスト完全ガイド|試験当日に困らないためのチェックリスト


この記事は令和7年度(2025年度)の行政書士試験のルールを前提として解説していますが、例年同様のルールとなっております。


このページの目次


試験当日に絶対必要な持ち物とは?


・・・・・忘れた!!


持ち物リスト@


何ヶ月も勉強してきたのに、当日の持ち物ミスで実力を発揮できない…そんな事態だけは避けたいですよね。行政書士試験では、持ち込める物が厳しく制限されています。うっかりボールペンを持って行ったり、スマートウォッチをつけていったりすると、試験開始前から焦ってしまいます。


この記事では、一般財団法人・行政書士試験研究センターの公式案内に基づいて、試験当日に必要な持ち物から禁止物まで、受験生が知っておくべき情報を完全網羅しました。前日と当日朝のチェックリストとしてご活用ください。


試験当日のタイムスケジュール


持ち物の準備を始める前に、まず試験当日の全体の流れを把握しておきましょう。どのタイミングで何が必要になるのかを知っておくことで、より効果的な準備ができます。


  • 11時50分〜:試験室への入室開始
  • 12時20分:集合時刻(この時刻までに受験番号通りの座席に着席必須)
  • 12時30分〜:受験上の注意事項の説明開始
  • 13時00分〜16時00分:試験時間(3時間)
  • 14時30分:最初の退室可能時刻
  • 試験終了10分前まで:退室可能時間帯


この時間配分を頭に入れておくと、「いつトイレに行けるのか」「いつ昼食を食べるべきか」といった疑問も解決できます。


絶対に忘れてはいけない必須の持ち物


受験票(最重要アイテム)


受験票は、あなたが正しい試験会場で受験するために必要な最も重要な書類です。受験票に記載された試験場以外での受験はできません。


受験票の重要ポイント

  • 令和7年度は青色の圧着はがきで届きます
  • 令和7年10月20日(月)に発送予定
  • 10月24日までに届かない場合は、10月31日までに試験研究センターへ連絡すれば再発行可能
  • 忘れても運転免許証などの身分証があれば受験可能ですが、本人確認に時間がかかり試験前の貴重な時間を失います


前日夜にカバンに入れたら、出発前にもう一度確認するというダブルチェックを必ず行ってください。スマートフォンで受験票の写真を撮っておくと、万が一のときに受験番号などを確認できて安心です。


筆記用具(ボールペンは使用不可)


行政書士試験ではマークシート式の択一問題と記述式問題の両方が出題されます。筆記具の指定が非常に厳格なので、間違った筆記具を持って行くと解答が無効になる可能性があります。


使用できる筆記具:

  • BまたはHBの黒鉛筆
  • BまたはHBのシャープペンシル
  • プラスチック製消しゴム


使用できない筆記具:

  • ボールペン(黒色でも不可)
  • その他の色鉛筆やマーカー


筆記具の賢い準備方法

  • シャープペンシルは最低2〜3本用意(予備は必須)
  • 替え芯も数本持参(試験中に芯が折れることも)
  • 消しゴムは2個以上(1個が小さくなったときの予備として)
  • 鉛筆削りも持参(ゴミが蓄えられる小型のもの)


腕時計(アナログ式または機械式のみ)


試験室内に時計の用意がないため、腕時計は実質必須です。ただし、持ち込める時計には厳しい制限があります。


持ち込み可能な時計:

  • 機械式またはアナログ式の腕時計1個のみ
  • 懐中時計を机上に置いて使用することも可能


持ち込み禁止の時計:

  • スマートウォッチ(Apple Watch、Garminなど)
  • 計算機能・通信機能付きの腕時計
  • 置時計
  • アラーム機能がある場合は事前に必ず解除


普段スマートウォッチを使っている方は、試験用にシンプルなアナログ時計を用意してください。電池式でも問題ありません。


本人確認書類


受験票を万が一紛失した場合に備えて、本人確認書類を必ず持参してください。


使用できる身分証明書:

  • 運転免許証
  • パスポート
  • マイナンバーカード
  • その他公的機関が発行した身分証明書


上履きと下履きを入れる袋(試験会場による)


すべての試験会場が土足厳禁というわけではありません。試験会場によって異なるため、受験票に記載された試験場の案内を必ず確認してください。


過去に土足厳禁だった試験会場の例:

  • 山陽学園中学校・高等学校
  • 高知中学高等学校


上履きが必要な場合は、脱ぎ履きが簡単なスリッパタイプが実用的です。


試験中に机の上に置けるもの・置けないもの


試験開始後、机上に置けるものは厳しく制限されています。これを知らないと試験監督から注意を受け、集中力が途切れてしまいます。


机上に置くことが認められているもの


  • 受験票
  • 筆記具(BまたはHBの黒鉛筆、シャープペンシル)
  • プラスチック消しゴム
  • 鉛筆削り(電動不可、ゴミが蓄えられる小型のものに限る)
  • 問題用紙に使う蛍光ペン
  • 腕時計(懐中時計を含む)1個
  • マスク
  • ハンカチ
  • ポケットティッシュ
  • 目薬
  • 点鼻薬


上記以外のものは机上に置いてはいけません。飲み物やお弁当は床に置く必要があります。


絶対に持ち込んではいけない禁止物


以下のものを持ち込むと不正行為とみなされ、最悪の場合は受験が取り消される可能性があります。


スマートフォン・携帯電話・電子機器類


スマートフォンや携帯電話の持ち込み自体は禁止されていませんが、試験時間中は必ず電源を完全に切る必要があります。


電子機器の取り扱いルール

  • 試験研究センターから配布される封筒に入れ、カバンに収納して足元に置く
  • 試験中に着信音やアラーム、振動音が鳴った場合は不正行為とみなされ、受験中止になることがある
  • 電源を切るだけでなく、マナーモードでもなく、完全にオフにする


持ち込み禁止の電子機器:

  • スマートウォッチ(Apple Watch、Fitbitなど)
  • スマートグラス(Google Glassなど)
  • 電子辞書
  • 計算機
  • イヤホン・ヘッドフォン


帽子・フード


帽子やフード付きの服は本人確認が困難になるため禁止されています。ただし、傷病等で帽子着用が必要な場合は、事前に行政書士試験研究センターに相談が必要です。


耳栓


集中力を高めるための耳栓であっても、試験中の耳栓使用は禁止されています。


あると便利・安心な持ち物


必須ではありませんが、持参することで試験当日の集中力維持や万が一のトラブルに対応できるアイテムをご紹介します。


蛍光ペン(問題用紙用)


問題文に蛍光ペンでアンダーラインを引くことで、重要な情報を視覚的に把握しやすくなり、解答時間を短縮できます。


  • 問題用紙に使うのはOK(複数持ち込み可能)
  • 答案用紙に使用するのは禁止
  • 普段の模試で使い慣れた色を選ぶ


マスク・ハンカチ・ポケットティッシュ


試験会場での清潔感を保ち、不意の咳やくしゃみでペースを乱されないようにするためのアイテムです。ポケットティッシュは試験中に机上に置くことができます。


目薬・点鼻薬


試験中の3時間、集中力を維持するために、ドライアイや鼻づまりに対応するアイテムです。試験中の使用が認められています。


ただし、使い慣れたものを選んでください。新しい薬は試験中に予期せぬ反応が出る可能性があります。


防寒具(ひざ掛け・上着など)


行政書士試験は11月に実施されるため、試験会場の空調によっては冷えることがあります。


  • ブランケット、ひざ掛けは試験監督の許可を得て使用可能
  • 脱ぎ着ができるカーディガンや上着の持参を推奨
  • ホッカイロなどの保温グッズも有効


テキスト・ノート(1〜2冊に厳選)


試験開始前の休憩時間(12時20分〜13時00分の40分間)に最終確認するための教材です。


教材選びの重要ポイント
複数の教材を持ち込むと、限られた時間では見きれず、かえって焦りを生む原因になります。「これさえ見れば安心できる」という厳選した1〜2冊に絞ってください。判例六法、要点ノート、使い込んだテキストなどが最適です。


試験当日のトイレ問題を解決する


3時間の長丁場である行政書士試験では、トイレ問題は受験生にとって重大な関心事です。


試験中のトイレ退室ルール


  • 13時00分〜14時30分:退室禁止(トイレも不可)
  • 14時30分〜試験終了10分前:退室可能
  • 試験終了10分前〜試験終了時刻:退室禁止


試験開始から1時間30分は、たとえトイレに行きたくなっても我慢しなければなりません。試験前にトイレを済ませておくことが極めて重要です。


水分補給の戦略


  • 試験中は飲水が困難なため、試験前に適切な水分補給をする
  • ただし、過度な水分補給はトイレが近くなるため、試験1時間前までに済ませる
  • 試験30分前以降は、飲水量を極小化する


昼食と飲み物の準備


試験会場には食堂がないため、昼食は事前に準備が必要です。


昼食のタイミングと内容


実際の昼食時間:

  • 試験開始前の時間(11時50分〜12時20分)
  • 試験後(16時以降)


14時30分以降は試験を続けながら軽食を摂ることは理論上可能ですが、実際には解答に集中するため、ほぼ誰も食べません。


昼食選びのポイント

  • 腹八分目の量にする
  • 試験中に腹痛が起こらないよう、消化の良いものを選ぶ
  • おにぎり、サンドイッチ、栄養バーなどがおすすめ
  • 油っこい揚げ物、スパイシーな料理、口臭が強い食べ物は避ける


試験会場にゴミ箱がないため、昼食のゴミは自分で持ち帰る必要があります。ビニール袋を用意しておいてください。


飲み物の選び方


試験時間中(13時〜16時)の飲水は制限されるため、試験前(12時20分までの間)に水分補給を済ませておきましょう。


推奨される飲み物:

  • フタ付きのペットボトル飲料(水やお茶)
  • スポーツドリンク(糖分補給にも有効)


避けるべき飲み物:

  • カフェイン飲料(緊張を助長する可能性)
  • アルコール飲料


申込みから当日までの準備スケジュール


受験申込み(7月下旬〜8月下旬)


申込期間:

  • インターネット:令和7年7月22日(火)午前9時〜8月25日(月)午後5時
  • 郵送:令和7年7月22日(火)〜8月25日(月)(必着)


受験手数料:

  • 10,400円
  • 郵送:郵便局で払込み
  • インターネット:クレジットカード決済


受験票の受け取り(10月下旬)


令和7年10月20日(月)に青色の圧着はがきで発送予定です。10月24日までに届かない場合は、10月31日までに試験研究センターに連絡してください。


1週間前までの準備


  • 試験会場への交通手段を確認
  • 試験会場への所要時間を実測(実際に訪れるのが最適)
  • 土足厳禁かどうかを確認
  • 筆記具の準備
  • 腕時計の用意


前日の準備


  • 持ち物の最終確認
  • 受験票をカバンに入れる
  • 腕時計の動作確認
  • 昼食と飲み物の準備
  • 早めに就寝(十分な睡眠を確保)


当日朝


  • 早めに起床(試験開始の2時間前が目安)
  • バランスの取れた朝食
  • トイレを済ませる
  • 持ち物の最終確認(特に受験票)
  • 余裕を持って出発(11時30分までの到着を目指す)


よくある質問と回答


Q:スマートウォッチはどうしても持ち込みたいのですが…


A:持ち込みは禁止です。スマートウォッチは計算機能・通信機能が付いているため、持ち込むことも認められていません。アナログ式の機械時計を用意してください。


Q:試験中に飲み物を飲みたい場合は?


A:試験時間中(13時〜16時)の飲水は禁止と解釈するのが安全です。試験開始前に十分に水分補給をしておき、試験中の飲水は我慢することをお勧めします。


Q:受験票を忘れた場合、受験できませんか?


A:受験票がなくても、運転免許証などの身分証があれば受験は可能です。ただし、本人確認に時間がかかり、試験開始前の貴重な時間を使うことになります。必ず前日に受験票をカバンに入れて確認してください。


Q:試験会場に駐車場はありますか?


A:試験会場には駐車場および駐輪場の用意はありません。公共交通機関(電車、バス)を利用してください。


最終チェックリスト


試験前日


  • 受験票をカバンに入れる
  • 筆記具の確認(ボールペンが混在していないか)
  • 腕時計の動作確認
  • 昼食と飲み物を準備
  • マスク、ハンカチ、ティッシュを用意
  • 防寒具を用意
  • 最終確認用教材を1〜2冊に絞る


試験当日朝


  • 早めに起床
  • 朝食を摂取
  • トイレを済ませる
  • 受験票の最終確認
  • 持ち物の最終確認
  • 余裕を持って出発


何ヶ月間も積み重ねてきた努力を、試験当日に最大限発揮するために、持ち物の準備は完璧にしておきましょう。この記事のチェックリストを活用すれば、余計な焦りなく試験に臨むことができます。受験生の皆様の合格を心よりお祈りしています。


参考資料
・一般財団法人 行政書士試験研究センター「令和7年度行政書士試験のご案内
・「行政書士試験研究センター公式FAQ