
この記事は令和7年度(2025年度)の行政書士試験のルールを前提として解説していますが、例年同様のルールとなっております。

何ヶ月も勉強してきたのに、当日の持ち物ミスで実力を発揮できない…そんな事態だけは避けたいですよね。行政書士試験では、持ち込める物が厳しく制限されています。うっかりボールペンを持って行ったり、スマートウォッチをつけていったりすると、試験開始前から焦ってしまいます。
この記事では、一般財団法人・行政書士試験研究センターの公式案内に基づいて、試験当日に必要な持ち物から禁止物まで、受験生が知っておくべき情報を完全網羅しました。前日と当日朝のチェックリストとしてご活用ください。
持ち物の準備を始める前に、まず試験当日の全体の流れを把握しておきましょう。どのタイミングで何が必要になるのかを知っておくことで、より効果的な準備ができます。
この時間配分を頭に入れておくと、「いつトイレに行けるのか」「いつ昼食を食べるべきか」といった疑問も解決できます。
受験票は、あなたが正しい試験会場で受験するために必要な最も重要な書類です。受験票に記載された試験場以外での受験はできません。
受験票の重要ポイント
前日夜にカバンに入れたら、出発前にもう一度確認するというダブルチェックを必ず行ってください。スマートフォンで受験票の写真を撮っておくと、万が一のときに受験番号などを確認できて安心です。
行政書士試験ではマークシート式の択一問題と記述式問題の両方が出題されます。筆記具の指定が非常に厳格なので、間違った筆記具を持って行くと解答が無効になる可能性があります。
使用できる筆記具:
使用できない筆記具:
筆記具の賢い準備方法
試験室内に時計の用意がないため、腕時計は実質必須です。ただし、持ち込める時計には厳しい制限があります。
持ち込み可能な時計:
持ち込み禁止の時計:
普段スマートウォッチを使っている方は、試験用にシンプルなアナログ時計を用意してください。電池式でも問題ありません。
受験票を万が一紛失した場合に備えて、本人確認書類を必ず持参してください。
使用できる身分証明書:
すべての試験会場が土足厳禁というわけではありません。試験会場によって異なるため、受験票に記載された試験場の案内を必ず確認してください。
過去に土足厳禁だった試験会場の例:
上履きが必要な場合は、脱ぎ履きが簡単なスリッパタイプが実用的です。
試験開始後、机上に置けるものは厳しく制限されています。これを知らないと試験監督から注意を受け、集中力が途切れてしまいます。
上記以外のものは机上に置いてはいけません。飲み物やお弁当は床に置く必要があります。
以下のものを持ち込むと不正行為とみなされ、最悪の場合は受験が取り消される可能性があります。
スマートフォンや携帯電話の持ち込み自体は禁止されていませんが、試験時間中は必ず電源を完全に切る必要があります。
電子機器の取り扱いルール
持ち込み禁止の電子機器:
帽子やフード付きの服は本人確認が困難になるため禁止されています。ただし、傷病等で帽子着用が必要な場合は、事前に行政書士試験研究センターに相談が必要です。
集中力を高めるための耳栓であっても、試験中の耳栓使用は禁止されています。
必須ではありませんが、持参することで試験当日の集中力維持や万が一のトラブルに対応できるアイテムをご紹介します。
問題文に蛍光ペンでアンダーラインを引くことで、重要な情報を視覚的に把握しやすくなり、解答時間を短縮できます。
試験会場での清潔感を保ち、不意の咳やくしゃみでペースを乱されないようにするためのアイテムです。ポケットティッシュは試験中に机上に置くことができます。
試験中の3時間、集中力を維持するために、ドライアイや鼻づまりに対応するアイテムです。試験中の使用が認められています。
ただし、使い慣れたものを選んでください。新しい薬は試験中に予期せぬ反応が出る可能性があります。
行政書士試験は11月に実施されるため、試験会場の空調によっては冷えることがあります。
試験開始前の休憩時間(12時20分〜13時00分の40分間)に最終確認するための教材です。
教材選びの重要ポイント
複数の教材を持ち込むと、限られた時間では見きれず、かえって焦りを生む原因になります。「これさえ見れば安心できる」という厳選した1〜2冊に絞ってください。判例六法、要点ノート、使い込んだテキストなどが最適です。
3時間の長丁場である行政書士試験では、トイレ問題は受験生にとって重大な関心事です。
試験開始から1時間30分は、たとえトイレに行きたくなっても我慢しなければなりません。試験前にトイレを済ませておくことが極めて重要です。
試験会場には食堂がないため、昼食は事前に準備が必要です。
実際の昼食時間:
14時30分以降は試験を続けながら軽食を摂ることは理論上可能ですが、実際には解答に集中するため、ほぼ誰も食べません。
昼食選びのポイント
試験会場にゴミ箱がないため、昼食のゴミは自分で持ち帰る必要があります。ビニール袋を用意しておいてください。
試験時間中(13時〜16時)の飲水は制限されるため、試験前(12時20分までの間)に水分補給を済ませておきましょう。
推奨される飲み物:
避けるべき飲み物:
申込期間:
受験手数料:
令和7年10月20日(月)に青色の圧着はがきで発送予定です。10月24日までに届かない場合は、10月31日までに試験研究センターに連絡してください。
A:持ち込みは禁止です。スマートウォッチは計算機能・通信機能が付いているため、持ち込むことも認められていません。アナログ式の機械時計を用意してください。
A:試験時間中(13時〜16時)の飲水は禁止と解釈するのが安全です。試験開始前に十分に水分補給をしておき、試験中の飲水は我慢することをお勧めします。
A:受験票がなくても、運転免許証などの身分証があれば受験は可能です。ただし、本人確認に時間がかかり、試験開始前の貴重な時間を使うことになります。必ず前日に受験票をカバンに入れて確認してください。
A:試験会場には駐車場および駐輪場の用意はありません。公共交通機関(電車、バス)を利用してください。
何ヶ月間も積み重ねてきた努力を、試験当日に最大限発揮するために、持ち物の準備は完璧にしておきましょう。この記事のチェックリストを活用すれば、余計な焦りなく試験に臨むことができます。受験生の皆様の合格を心よりお祈りしています。
参考資料
・一般財団法人 行政書士試験研究センター「令和7年度行政書士試験のご案内」
・「行政書士試験研究センター公式FAQ」