行政書士試験の受験申し込み手順と必要な書類を徹底解説!



この記事は令和8年度(2026年度)の申し込み手順に基づいて解説しています。試験センターの公式発表内容をもとにまとめていますが、申し込み前には必ず最新の公式情報をご確認ください。


受験申し込みは「合格への意思表示」――不備なく完了させるために


行政書士試験に向けて学習を進めている皆さんにとって、受験申し込み手続きは単なる事務作業ではありません。これは、あなたの「合格への意思表示」であり、学習を本番モードに切り替えるための重要なステップです。


しかし、申し込み期間は約1ヶ月と短く、必要書類や手続きに不備があれば、どれだけ学習を積み重ねてきても受験できないという最悪の事態を招きます。特に顔写真の規定は毎年多くの受験生が見落とすポイントです。


この記事では、令和8年度(2026年度)試験の申し込み期間、推奨される手続き方法、そして注意すべき顔写真の規定まで、正確な情報を徹底解説します。事前に流れを確認し、不安なく申し込みを完了させましょう。


受験申し込みの「時期」と「方法」――まず全体像を把握する


受験申し込みは年に一度、定められた期間内に確実に行わなければなりません。まずは全体像を把握しましょう。


申し込み期間の確認(厳守事項)


令和8年度(2026年度)の申し込み期間は以下の通りです。


  • インターネット申し込み:令和8年7月21日(火)午前9時〜8月24日(月)午後5時(約1ヶ月間)
  • 郵送申し込み:令和8年7月21日(火)〜8月17日(月)消印有効


重要な違い:インターネット申し込みは郵送より受付期間が長く設定されています。郵送の場合は締切日消印有効となるため、余裕をもって手続きを完了させる必要があります。


これらの期間外の申し込みは、いかなる理由があっても一切受け付けられません。特にインターネット申し込みは、締切日の午後5時になると入力中であっても手続きができなくなります。郵送の場合は締切日の消印が必要となるため、ギリギリの投函は避けましょう。


試験日と試験科目の確認


令和8年度(2026年度)の試験日は11月8日(日)、試験時間は午後1時から午後4時までの3時間です。集合時刻は午後0時20分となっているため、時間に余裕をもって試験場に向かいましょう。


  • 行政書士の業務に関し必要な法令等(出題数46題):憲法、行政法、民法、商法及び基礎法学から出題(択一式及び記述式)
  • 行政書士の業務に関し必要な基礎知識(出題数14題):一般知識、行政書士法等関連法令、情報通信・個人情報保護、文章理解から出題(択一式)


法令については、令和8年4月1日現在施行されている法令に関して出題されます。学習の最終段階では、この基準日を意識した法改正情報のチェックも忘れずに行いましょう。


申し込み方法の選択肢


行政書士試験の申し込みは、以下の2つの方法から選択できますが、インターネット申し込みが最も推奨されます


方法 特徴 推奨度
インターネット申し込み 24時間手続き可能。手数料の支払いも容易。受付期間が郵送より長い。 (迅速かつ確実)
郵送申し込み 指定の願書(受験案内)の入手が必要。締切に注意が必要。


インターネット申し込みの「手順と注意点」(推奨方法)


最も迅速かつ確実なインターネット申し込みの手順と、特に失敗しやすいポイントを詳しく解説します。


インターネット申し込みの手順


インターネット申し込みは、以下の4ステップで完了します。


  • ステップ1:一般財団法人行政書士試験研究センターの公式サイトへアクセスし、専用の受付フォームに進みます。

  • ステップ2:氏名、住所、連絡先、受験希望地(試験会場を選ぶための地域)などの個人情報を正確に入力します。

  • ステップ3顔写真データのアップロードを行います。これが最も不備が生じやすい点です。

  • ステップ4受験手数料の支払い(クレジットカード、コンビニ決済などが一般的)。支払いが完了した時点で、申し込み完了となります。


令和8年度からの変更点:これまでインターネット申し込みでは「受験手数料払込証明書」が発行されていましたが、令和8年度からはクレジットカードの利用明細が証明書の代わりとなります。決済後は明細を忘れずに確認・保管しておきましょう。


最重要の注意点:顔写真データの規定


顔写真の規定を守らないと、受験申し込みそのものが受け付けられないリスクがあります。毎年多くの受験生が見落とすポイントなので、必ず確認してください。


撮影時期の正確な規定


受験願書提出前3ヶ月以内(令和8年5月1日以降)に撮影されたものが必要です。


注意:撮影時期の基準日は年度によって変わります。「昨年の情報」をそのまま流用せず、令和8年度は令和8年5月1日以降に撮影した写真であることを必ず確認してください。


その他の規定事項


  • ファイル形式:JPEG形式
  • ファイルサイズ:高さ320・幅240ピクセル(インターネット申込登録画面にある画像加工ツールを使用すると自動調整されます)
  • 撮影条件:無帽、無背景、正面上半身の鮮明な写真
  • 顔の大きさ:全体の3/4程度あるもの
  • その他:帽子やサングラスの着用不可。顔が正面を向いていること。
  • メガネ使用者:試験当日に使用するメガネを着用した状態で撮影してください。



行政書士試験願書の顔写真


不備の例(以下の写真は使用できません)


  • 顔の印象が変わるような画像加工、画像修正を行っているもの
  • 写真の大きさが指定の寸法を満たしておらず、顔や頭部が切れているもの
  • 集合写真やスナップ写真など、切り抜いたもの
  • カラー写真でないもの
  • ピントが合っていないもの、目を閉じているもの
  • 正面を向いていないもの
  • メガネのフレームや前髪等で目元が見えないもの
  • 帽子、マスク、イヤホン等を着用しているもの


行政書士試験受験票顔写真


受験票の確認


申し込み完了後、令和8年10月19日(月)(予定)に受験票が郵送されます。届いたら、記載されている情報(氏名、生年月日、試験場、写真など)に誤りがないか必ず確認してください。なお、令和8年度の受験票は茶色で作成される予定です。


受験票が届かない場合の対応


  • 10月26日(月)を過ぎても受験票が届かない方:10月30日(金)までに当センターへ未着の連絡をすると、再発行の受験票が発送されます。

  • 10月30日(金)以降に未着が判明した方:試験当日に試験場で受験票の再発行手続きが可能です。この場合、本人確認書類(運転免許証等)が必須となりますので、必ず携帯してください。また、事前にセンターへ連絡し、受験する試験場を確認しておくことも忘れないようにしましょう。


郵送申し込みの「願書入手」と「必要書類」


インターネット環境がない場合や、紙で控えを残したい場合は郵送申し込みを行います。


願書(受験案内)の入手


郵送申し込みを行う場合、まず願書を入手する必要があります。


  • 窓口配布期間:令和8年7月21日(火)から令和8年8月17日(月)まで
  • 郵送請求受付期間:令和8年7月6日(月)から令和8年8月7日(金)到着分まで
  • 願書送付:令和8年7月21日(火)以降、到着しているものから順次発送


入手方法:各都道府県の行政書士会、または指定された配布場所(一部の大学、専門学校など)で配布されます。郵送を希望する場合は、返信用封筒(角形2号=A4サイズの願書が折らずに入るもの)に郵便切手180円分を貼付して請求します。


注意点:願書は配布期間が限定されており、在庫切れになることもあるため、早めの入手が必要です。窓口配布は土日祝日を除く日程となっている場所が多いので、訪問前に配布場所一覧を確認しておきましょう。


郵送申し込みに必要な書類


郵送申し込みには、以下の書類を漏れなく準備する必要があります。


提出書類


  • 受験願書(指定様式):必要事項を漏れなく記入。令和8年度受験願書以外での申し込みは受け付けられません。

  • 写真(貼付):正面上半身像の縦4cm、横3cmの大きさで、カラー写真。無背景(白、水色、グレー等の無地背景)のもの。無帽で影がなく正面を向いたもの。顔の大きさは3cm程度。受験願書提出前3ヶ月以内(令和8年5月1日以降)に撮影されたもの。

  • 受験手数料の払い込みを証明する書類:願書に付属している振替払込受付証明書(お客さま用)を、受付郵便局の日附印のあるものを貼り付けます。コピーは不可です。ATMからの払い込みは禁止です(「振替払込受付証明書」が発行されないため)。


郵送に関する注意


  • 試験案内(郵送用)が入っていた封筒を使用
  • 郵便局の窓口で必ず「簡易書留郵便」扱いの手続きを行う
  • ポストへの直接投函は厳禁
  • 書留・特定記録郵便物等受領証は、配達状況確認用として大切に保管


受験手数料と支払い方法


インターネット申し込みの場合


  • 受験手数料:10,400円
  • システム手数料:370円(受験申込者の負担)
  • 支払い方法:クレジットカード(VISA、Master、JCB、アメリカン・エキスプレス、Diners)またはコンビニ決済


郵送申し込みの場合


  • 受験手数料:10,400円
  • 支払い方法:郵便局(ゆうちょ銀行)窓口での振替払込み(ATM利用は禁止)


共通の注意:一旦払い込まれた受験手数料は、地震や台風等により試験自体が実施されなかった場合等を除き、返還されません。日程や支払い方法に迷いがある場合は、早めに公式サイトで確認しておくと安心です。


合格発表までのスケジュールも押さえておこう


申し込み手続きだけでなく、その後のスケジュールを把握しておくことも、学習計画を立てるうえで役立ちます。


  • 試験日:令和8年11月8日(日)
  • 合格発表日:令和9年1月27日(水)午前9時〜
  • 合格証の発送(予定):令和9年2月12日(金)


合格発表当日はアクセスが集中し、ホームページが繋がりにくくなることもあります。焦らず、時間をおいてアクセスするのもひとつの方法です。


申し込み完了で「学習のギア」を上げる


受験申し込み手続きは、合格までの道のりにおける重要な通過点です。これを完了させることで、「私は本気で合格する」という強い決意が形になります。


申し込みを完了させたら、後は試験勉強に集中するだけです。願書の準備や写真データの規定をクリアし、申し込みを完了させることで、直前期の学習に集中できる環境を整えましょう。


不備のない申し込みが、合格への第一歩です。この記事を参考に、確実に手続きを完了させてください。


※出典:一般財団法人行政書士試験研究センター「令和8年度行政書士試験のご案内