【徹底レビュー】アガルート行政書士講座の評判・口コミ|合格率52.59%の中身を検証

【徹底レビュー】アガルート行政書士講座の評判・口コミ|合格率52.59%の中身を検証

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時間がない方へ:この記事の結論

アガルート「合格特典と割引を使いたい人」にとって、実質価格が最も読みにくい講座です。定価298,000円の入門カリキュラム(フル)が、割引と給付金を重ねると15万円台まで下がることがあります。ただし教育訓練給付金の対象は「フル」だけで、「ライト」は対象外です。ここを知らずにライトを選ぶと、6万円近い差を取り逃がします。



アガルート行政書士講座 徹底レビュー|合格率52.59%の中身を検証


行政書士の通信講座を比較していると、必ず目に入るのがアガルートの「合格率52.59%」という数字です。全国平均が14.54%(2025年度)ですから、単純計算で3.6倍。強烈なインパクトがあります。


しかしこの記事では、その数字を鵜呑みにしません。公表値の分母がどう定義されているか、価格は結局いくらになるのか、公式の合格体験記からは何が読み取れるのかを、一次情報にあたって検証します。


この記事でわかること

  • 4つのカリキュラムの価格と、フル・ライトの決定的な違い
  • 合格率52.59%という数字の読み方と、その弱点
  • 公式合格体験記から見える、実際の受講生像
  • 合格特典と教育訓練給付金の、正確な適用条件
  • この講座を選ぶべき人と、選ぶべきでない人


【結論】アガルートが最適な人


先に結論を述べます。アガルート「自分でペースを管理でき、教材を反復する体力がある人」に向いた講座です。オンライン完結で講義を倍速視聴し、テキストに書き込みながら周回する。この学習スタイルが苦にならない方であれば、費用対効果は非常に高くなります。


逆に、決まった時間に教室へ行く強制力が必要な方や、講師と対面で相談しながら進めたい方には向きません。その場合は伊藤塾やLECなど、通学の選択肢を持つ予備校を検討してください。



アガルート行政書士講座の基本情報とカリキュラム


4つのカリキュラムと価格


アガルートの行政書士講座は、学習経験に応じて4種類が用意されています。2027年合格目標の価格は次の通りです。


カリキュラム 対象 定価(税抜) 10%OFF適用時
入門カリキュラム/フル 法律初学者 298,000円 268,200円(税込295,020円)
入門カリキュラム/ライト 法律初学者 208,000円 187,200円(税込205,920円)
入門総合講義(単科) 講義だけ欲しい方 168,000円 151,200円(税込166,320円)
中上級カリキュラム/フル 学習経験者 388,000円 時期により変動
上級カリキュラム/フル 受験経験者 288,000円 時期により変動


※2026年9月時点の公式サイト掲載価格です。セール率は時期によって変わります。


比較サイトの「約17万円」という表記に注意してください。これは入門総合講義という単科講座の価格であって、カリキュラムの価格ではありません。過去問解説講座も模擬試験も含まれていない、講義だけの金額です。初学者が合格レベルまで実力を上げようと思うならば、実際に選ぶべき入門カリキュラムは、ライト(208,000円)、フル(298,000円)のいずれかになると思われます。


フルとライトの違いは「全体構造編」と「逐条ローラー」


初学者が最初に迷うのがこの2択です。含まれる講座を並べると差は明確です。


含まれる講座 フル ライト
全体構造編 ×
入門総合講義
短答過去問解説講座
記述過去問解説講座
逐条ローラーインプット講座 ×
文章理解対策講座 ×
他資格民法パーフェクト80
時事・統計対策講座
模擬試験
教育訓練給付金 ○ 対象 × 対象外


差額は90,000円(税抜)。しかしフルには給付金20%が適用されるため、給付を受けられる方の実質差額は約31,000円まで縮まります。全体構造編と逐条ローラーインプット講座、文章理解対策講座の3つが3万円で付いてくると考えれば、判断は変わってくるはずです。


とくに全体構造編は、法律初学者にとって価値が大きい教材です。行政書士試験は範囲が広く、いきなり条文の細部から入ると、自分がどこを勉強しているのか見失います。この点は通信講座の選び方でも「基準1:講義の質」として述べたとおり、初学者が最初に踏むべき順序そのものです。



アガルート行政書士試験入門カリキュラム


講師とサポート体制


入門カリキュラムは豊村慶太講師と田島圭祐講師から選択できます。講師の相性は受講の継続を大きく左右するため、この選択肢があるのは実質的なメリットです。


【主なサポート】

  • オンライン質問サービス「KIKERUKUN」:学習中の疑問を質問できる
  • AWESOMEコンサルティング:月1回、講師によるカウンセリング
  • バーチャル校舎:フルカリキュラム対象(先着希望制)
  • 短答セルフチェックWebテスト:知識の定着確認



合格率52.59%をどう読むか



アガルート行政書士試験通信講座の合格率の真相


アガルートが公表している数字


指標 公表値 注記
合格者数 368名(令和7年度) 「アガルート有料講座受講生の実績」
合格率 52.59%(令和7年度) 分母の定義の記載なし
出題カバー率 97.83% 法令等科目46問中45問を教材掲載または講義補足でカバー


合格率の分母が明示されていないのは弱点です


アガルートの公式サイトには、合格者数368名について「※1 アガルート有料講座受講生の実績」という注記があります。しかし合格率52.59%のほうには、分母をどう取ったのかの説明がありません


これは他社と比べたときに明確性を欠きます。たとえばTACは「答案練習・模試の提出率90%以上、公開模試C判定以上を満たしたカリキュラム修了者52名中39名」と分母を完全に開示しています。フォーサイトも算出条件を明記したうえで、第三者機関による検証を受けています。


数字そのものを疑っているのではありません。ただし、合格率は分母を絞れば上がります。全受講生を分母にした52.59%なのか、アンケート回答者を分母にした52.59%なのかで、意味はまったく変わります。この数字だけを根拠に講座を決めるのは避けてください。各社の合格率がなぜ横並びで比較できないのかは、10社比較記事で詳しく整理しています。


むしろ「出題カバー率97.83%」のほうが検証しやすい


合格率よりも、出題カバー率97.83%という数字のほうが評価しやすいと考えます。「令和7年度の法令等科目46問中45問を、同年度の対象教材への掲載または講義補足でカバーした」という具体的な内訳が示されており、検証の余地があるからです。


これは教材の網羅性を示す指標です。行政書士試験は例年10〜15%前後の合格率で推移する試験ですが、出題範囲そのものは安定しています。教材がカバーしていれば、あとは受講生が消化できるかどうかの問題になります。



アガルート行政書士試験通信講座の評価


公式合格体験記から見える評判


ここではアガルート公式サイトに掲載されている令和7年度の合格体験記を読み込み、繰り返し語られている内容を整理します。掲載元が公式である以上、良い評価に偏っている前提で読む必要がありますが、それでもどういう人が、どう使って合格したのかは読み取れます。


繰り返し語られるのは「全体像から入る」学習法


令和7年度の合格体験記でもっとも目立つのが、全体構造をつかんでから細部に入るという学習順序への言及です。


たとえば会社員として働きながら約1年で合格したH・Tさんは、テキストを細かく読み込む前に講義動画で科目全体の構造を把握し、個々の条文や判例が全体のどこに位置するかを意識しながら学習を進めたと述べています。とくに範囲の広い民法で、この方法が効果的だったとしています。


ほかにも「制度の趣旨や背景を理解すること、アウトプット主体の学習を進めることで合格できた」「講座の内容の深さと長さのバランスが適切で、合格に必要な知識を過不足なく学べた」といった声が並びます。


これは本サイトが繰り返し述べてきた「丸暗記に頼らない本質理解」という基準と一致します。条文を個別に覚えるのではなく、法体系の中での位置づけから理解する。この順序を教材が担保しているかどうかが、初学者の合否を分けます。


働きながら・育児中の合格者が目立つ


公開されている合格者インタビューの見出しを並べると、受講生層が見えてきます。


  • 「独学の限界をアガルート講座で穴埋め」(M・Sさん)
  • 「育休中に勉強開始!見事一発合格」(I・Rさん)
  • 「4度の失敗を乗り越えアガルートで合格」(K・Mさん)
  • 「60代の挑戦!最後まで諦めず一発合格」(M・Fさん)
  • 「AWESOMEコンサル活用で安心合格!」(K・Sさん)


体験記の中では、倍速再生で復習の回転数を上げた動画を止めたり戻したりできるので育児や家事と両立できたテキストを情報集約ツールとして書き込みに使ったといった、オンライン講座ならではの使い方が繰り返し語られています。


15か月かけてコンスタントに進めた方、1周目・2周目・3周目と理解を深めた方など、短期集中よりも反復で仕上げた合格者が多いのが特徴です。必要な勉強時間を確保する見通しが立たない方は、この点を踏まえて計画を立ててください。


公式の合格体験記を読むときの注意


  • 掲載されているのは合格者だけです。途中で挫折した方の声は載りません。
  • 体験記の提出は合格特典の条件になっています。後述するとおり、全額返金やお祝い金を受け取るには合格体験記の提出が必須です。書き手には特典という動機があります。
  • 受講したカリキュラムが人によって違います。フルの体験記とライトの体験記を区別せずに読むと、判断を誤ります。


それでも体験記が有用なのは、教材の使い方が具体的に書かれている点です。「全体構造編を最初に」「総合講義を倍速で全科目一周してから過去問へ」といった手順は、受講前にカリキュラムの実像をつかむ材料になります。



アガルート行政書士試験通信講座の合格体験記



合格特典の条件を正確に読む


アガルートの合格特典は強力ですが、多くの方が誤解しています。これは「不合格なら返金」ではなく「合格したら返金」の制度です。



特典 内容 必要な条件
全額返金 購入した対象講座の税抜価格を返金(セール価格で購入した場合はその価格) 合格通知書データ/再現記述/合格体験記の提出、合格者インタビューへの出演(すべて必須)
お祝い金 5万円。源泉所得税5,105円を控除した44,895円をAmazonギフト券で支給 合格通知書データと合格体験記の提出


どちらか一方を選択します。全額返金のほうが金額は大きいものの、合格者インタビューへの出演が必須である点に注意してください。顔出しでの露出に抵抗がある方は、実質的にお祝い金の選択になります。


さらに、合格体験記には所定の文字数要件があり、講座の受講と合格の因果関係が客観的に認められる内容であることが求められます。内容が不適切と判断された場合、特典を受けられない可能性があると公式に明記されています。


特典で講座を選ばないでください。返金もお祝い金も、合格した後に初めて発生するものです。不合格リスクへの備えにはなりません。まず合格する確率を最大化する講座を選び、特典は「もらえたらラッキー」と位置づけるのが正しい順序です。



教育訓練給付金は「フル」だけが対象


アガルートの行政書士講座は一般教育訓練給付金の対象です。ただし対象になるのはフルカリキュラムのみで、ライトは対象外です。ここを見落とすと数万円を損します。



対象カリキュラム 訓練経費
(厚労省登録額)
公式サイト表示
(税抜)
指定番号
入門カリキュラム(フル) 327,800円 298,000円 1322058-2510012-7
中上級カリキュラム(フル) 426,800円 388,000円 1322058-2510022-0
上級カリキュラム(フル) 316,800円 288,000円 1322058-2510032-2
入門カリキュラム(ライト) 指定なし。対象外です


※訓練期間はいずれも12か月・eラーニング。厚生労働省「教育訓練講座検索システム」を2026年9月5日に検索した結果と、アガルート公式サイトの記載を併記しています。金額の差は税の扱いによるものです。


アガルートは、給付金を使える数少ない高価格帯の講座です。厚生労働省の検索システムで行政書士講座を検索すると、指定を受けているのはLEC・TAC・アガルート・クレアール・フォーサイト・資格の大原・資格スクエア・ユーキャンの8社。伊藤塾とスタディングの行政書士講座は指定を受けていません。20万円を超える講座で給付金を使えるのは、実質的にLEC・TAC・アガルートの3社です。


給付率は受講料の20%(上限10万円)。割引制度を適用した場合は、割引後の価格が教育訓練経費になりますと公式に明記されている点にも注意してください。割引で価格を下げると、給付額も連動して下がります。


受給には雇用保険の被保険者期間などの要件があります。受講を申し込む前に、ハローワークで「支給要件照会」をしてください。受講開始後に対象外だと判明しても、後から救済されることはありません。



アガルート行政書士試験通信講座の教育訓練給付金



割引制度を重ねると価格は大きく変わる


アガルートの実質価格が読みにくいのは、割引制度が多いからです。主なものを整理します。



割引率 制度 条件
30%OFF 再受講割引 過去にアガルートの行政書士講座を受講した方が同一講座を再受講
30%OFF ステップアップ割引 前段階の講座受講者が上級講座へ進む場合(キックオフ受講者は10%OFF)
20%OFF 他校乗換割引 他の予備校・通信講座の有料講座で学習していた方(証明書の提出が必要)
20%OFF 他資格試験合格者割引 宅建・社労士・土地家屋調査士・社会福祉士の合格者(アガルート講座での合格は20%、他社は10%)
10〜20%OFF グループ割引 3〜5名で10%、5〜10名で15%、10名以上で20%
10%OFF 受験経験者割引 行政書士試験の受験経験がある方(受験票等の提出が必要)
10%OFF 家族割引 家族がアガルートの有料講座の受講生である方


加えて期間限定のセール(10%OFFなど)が随時実施されています。該当する制度がないか、申込前に必ず確認してください。他校から乗り換える方や、宅建をすでに持っている方は、20%OFFが適用される可能性があります。



アガルート行政書士試験通信講座の割引制度



デメリットと注意点


  • 講師のキャラクターが強く、相性が分かれます。2名から選択できるとはいえ、無料体験で必ず講義を視聴してから決めてください。
  • 合格率の分母が公表されていません。数字を重視して選ぶ方には、TACやフォーサイトのほうが判断材料が揃っています。
  • 教室での対面指導はありません。オンライン完結が前提の講座です。自宅で机に向かえない自覚がある方には向きません。
  • 定価は決して安くありません。入門カリキュラム(フル)は298,000円で、10社の中では高価格帯です。割引と給付金を使えるかどうかで評価が大きく変わります。
  • ライトは給付金の対象外です。価格だけでライトを選ぶと、結果的に割高になる可能性があります。



最終診断:おすすめできる人・できない人


○ 強くおすすめできる人


  • 他校から乗り換える方。20%OFFが適用され、さらに給付金20%を重ねられます
  • 宅建など他資格の合格者。同じく20%OFFの対象です
  • 雇用保険の要件を満たす会社員。フルカリキュラムなら給付金20%が使えます
  • 倍速視聴と反復で仕上げるスタイルが合う方。合格体験記の多くがこの使い方です
  • 育児中・在職中で、細切れの時間を積み上げるしかない方


× 他の選択肢を推奨する人


  • 合格実績の数字を厳密に比較して選びたい方。分母を開示しているTACやフォーサイトのほうが検証しやすいです
  • 通学の強制力が必要な方伊藤塾やLECを検討してください
  • 10万円以下に抑えたい方。フォーサイト、資格の大原、ユーキャンが候補になります
  • 割引も給付金も適用されない方。定価298,000円での費用対効果は、他社と慎重に比較すべきです



まとめ:数字ではなく、条件で判断する


アガルート合格率52.59%という見出しの数字よりも、割引と給付金の条件で評価が変わる講座です。


他校から乗り換える会社員が入門カリキュラム(フル)を選べば、20%OFFと給付金20%で実質19万円前後まで下がります。一方、割引が何も適用されない方が同じカリキュラムを買えば298,000円です。同じ講座で10万円以上の差が生まれます。


まずは自分がどの割引に該当するかを確認し、ハローワークで支給要件照会をしてください。そのうえで、無料体験で豊村講師と田島講師の講義を視聴し、相性を確かめる。この順序で進めれば、判断を誤ることはありません。


他社との横並び比較は行政書士試験の通信講座おすすめ10社を徹底比較に、伊藤塾との比較検討は伊藤塾行政書士講座スタンダードコースの評判・口コミにまとめています。


※本記事の価格・合格実績・特典条件は、2026年9月4日にアガルートアカデミー公式サイトで確認した内容です。最新情報は公式サイトでご確認ください。