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行政書士試験の合否を分けるのは、実は記述式問題です。択一式でギリギリのラインにいる受験生にとって、この60点をどれだけ確保できるかが、合格ライン180点突破の明暗を分けます。
「記述式は直前期にやればいい」と考えている方、それは大きな誤解です。記述式対策には最適なタイミングがあり、そのタイミングを逃すと大きく損をすることになります。
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まず、記述式問題の重要性を数字で確認しましょう。
記述式問題の配点内訳
記述式1問の配点は、択一式5問分に相当します。特に民法は2問で40点と、記述式対策の中心となる科目です。
重要なのは、記述式には部分点があるということ。キーワードが合っていれば点数がもらえるため、「全く書けない」というリスクを避け、法律要件や結論などの核となるキーワードを正確に記述する訓練が不可欠なのです。
多くの受験生が抱く疑問、「記述式対策はいつから始めるべきか?」
その答えには、明確な論理的根拠があります。
記述式で問われるのは、条文の要件や判例の規範を正確な文章で表現する能力です。これは、基礎知識(択一知識)が頭にしっかり入っていることが大前提となります。
11月から4月頃までの基礎固め期は、記述式問題集に手を出すのではなく、民法・行政法のテキストと択一式過去問を2〜3周繰り返し、基本的な条文と重要判例の知識を固めることに専念してください。
早すぎる記述式対策の弊害
択一式の知識が定着し、知識の「引き出し」と「繋がり」が見え始める5月から7月が、記述式対策を本格的に開始する最適なタイミングです。
この時期の学習目的は明確です。それは「知識の引き出し方を変える訓練」、つまり「択一の知識を、記述のキーワードに変換する訓練」です。
| 時期 | 対策の目的と学習ポイント |
|---|---|
| 4月頃まで | 知識の「インプット」(択一知識の確実な定着) |
| 5月〜7月 | 「アウトプットの型」の確立(キーワード抽出と骨子作成訓練) |
| 8月〜11月 | 「本番の精度」の向上(模試や答練で時間配分と横断整理) |
記述式で得点するための学習プロセスは、インプット・アウトプット・直前整理の3つの流れで構成されます。段階ごとに意識すべきポイントが異なります。
基礎期のテキスト学習段階から、記述式を意識した読み方をすることが重要です。
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民法の着眼点
テキストを読む際、常に「要件と効果」を意識しましょう。例えば、錯誤は「取り消すことができる」という効果のために、どのような要件を満たす必要があるのかを整理します。
行政法の着眼点
条文を読む際、「制度の目的」と「条文上の厳密な定義」を把握します。例えば、行政事件訴訟法の原告適格が認められる理由や規範を理解することが重要です。
伊藤塾の基礎講義の活用法
伊藤塾の基礎講義では、民法・行政法ともに「記述式で狙われやすい要件と効果」を明確に解説しています。講義中に講師が指摘する重要論点を、「40字にできるキーワード」としてメモしておくと、後の記述式対策がスムーズになります。
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5月から7月以降は、専用の問題集や過去問を使って集中的に訓練します。この段階で身につけるべきスキルは以下の3つです。
1. キーワードの抽出訓練
問題文を読み、問われている論点と解答に必要な法律用語(キーワード)を正確に特定する力を養います。
2. 答案構成の訓練
キーワードを特定したら、すぐに文章を書くのではなく、「キーワード1→キーワード2→結論」という流れを40字でどう表現するかを、まず箇条書きや骨子で整理します。
3. 完璧な文章は不要
最初は「キーワードが3つ入った文章」を目指しましょう。採点基準はキーワードの有無が中心であり、文章の美しさは求められません。
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8月以降の直前期は、模擬試験や答練を活用し、本番を意識した訓練を行います。
時間配分と捨てる判断
記述式3問に割ける時間は、長くても40分から50分が限界です。「解きやすい問題から解く」という戦略と、「難しすぎて時間がかかる問題は潔く捨てる」判断力を磨きます。
横断整理
民法の意思表示と債権総論、行政法の行訴法と国賠法など、関連する論点を横断的に整理し、知識の混同を防ぐ訓練を行います。
記述式で高得点を取るためには、単なる暗記ではなく、「現場で使える応用力」が必要です。
この応用力を独学で身につけることはなかなか困難です。やはり予備校を利用すべき。
中でも特に質が高いと言われている伊藤塾の記述式対策には、以下の3つの強みがあります。
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伊藤塾の講義では、択一知識を教える段階から、「この条文は記述でこのように問われる」という出題形式を意識したインプットを行います。これにより、知識を最初から「記述のキーワード」として定着させることができます。
記述式の問題集や模試では、プロが作成した緻密な模範解答と、採点者がどこを減点するかを解説した詳細な解説講義を利用できます。自分の答案の論理構成を自己分析し、得点できる答案の型を確立することが可能です。
記述式の過去問は量が少ないため、伊藤塾が提供する「記述式予想問題」を利用することで、重要論点(特に民法の債権法)に特化した網羅的な訓練を積むことができます。
行政書士試験の記述式対策は、択一式の知識が定着したと実感できる5月から7月から本格化するのが最適です。
重要なのは以下の3点です。
この流れを守り、「60点満点中、最低でも20点から24点」を確保することを目指しましょう。記述式対策の成否が、あなたの合格を左右します。